建築士を目指す皆様へ
今回は私が合格できなかった勉強法と
合格できた勉強法をお伝えしたいと思います。
仕事優先では合格できない
私は住宅の現場監督をしながら、1級建築士試験合格を目指して日建学院に通っていました。
日建学院では主にビデオ講習で先生は常駐していません。
ビデオを見ながらテキストを読み進めていくスタイルです。
だから、分からないところがあってもお構いなく授業は進んでいきます。
それを防ぐために、そこでは次回習う範囲が宿題として出されます。
強制的に予習をさせる仕組みですね。
毎回たくさんの宿題が出てました。
基本的には、勉強したこと(宿題範囲)を次の授業で習うので頭に入りやすかったですが、
建築士の学科試験は計画*法規*構造*施工の4科目あったので
(今は計画*環境・設備*構造*施工の5科目)宿題するだけでも大変でした。
就職1年目ということもあり、早く仕事に慣れたいということと
覚えなければならないことが多くて、
勉強よりも仕事を優先したことで合格の道が遠くなりました。
当時は2級建築士の資格も持っていなかったので試験1ヶ月前になって、
1級建築士は諦めて2級建築士の試験に切り替えました。
1級建築士試験の勉強をしていたので、
2級建築士の問題は楽々解けることができました。
2級建築士の試験では78点取れても1級建築士の試験では55点しか取れませんでした。
ということで、1年目は1級建築士の試験を諦めて
確実に2級建築士を目指すという方向転換をすることで、
無事に2級建築士になることができました。(*´▽`*)
みんなと同じように頑張っても合格できない
2年目は仕事にも慣れ、宿題は必ずやって授業の後も復習を欠かさず続けて、
過去問題も3回通りくらいやって勉強するも日建学院の中でも上位の成績は取れず、
何でだろう?と周りを観察すると仕事をしている時間にもかかわらず、
解放教室で勉強している人たちがいることに気が付きました。
日建学院の方にあの人たちは仕事してないの?と聞くと、
自営業の2代目だから自由が利くとか、
大手企業に勤めているから試験前1週間仕事を休んで勉強しているだとか、
時間が作れる人が上位を占めていました。
昨年より明らかに頑張っていたのに試験結果は54点。
まさかの点数が下がるというアクシデント!!
この時は本当に頭を抱えました。((+_+))
合格できる実践法2つ
3年目にして気づいたことが2つありました。
- 日建学院の出される宿題をするだけではダメだということ。
- 過去問題の答え合わせを過去問題の答えでしてはダメだということ。
私が取り組んだやり方の一つ目は、
日建学院から出される宿題を1週間分早くするということでした。
みんながしてくる宿題は1週間に終わらせていて、
自分だけは次の週の宿題分をしてくるという仕組みに変えました。
そうすることで、心に余裕も生まれ分からなかったところは
聞き逃さないようにしようといった気持ちで授業を受けられたと思います。
2つ目は、過去問題や確認テストなどの
小テストの答え合わせをテキストでするということでした。
2級建築士試験ではここまでする必要はなかったですが、
1級建築士試験ではやるとやらないとで絶対差が出ると思います。
なぜなら、1級建築士の試験問題は過去問以外の新しい問題が
より多く出題されテキストに載せきれず、
欄外に小さく記載されているようなところからも出題されているからです。
普通に過去問題だけを解いて、
その過去問題の答えを見るだけではそれが新傾向の問題なのかということにも気づかず、
意識もしないため分かった気になり忘れていくことになります。
そこで、私が実際にやった勉強法は、
その答え合わせをした選択肢の分が書かれているテキストに
アンダーラインを引くことでした。
自分が自信をもって正解した選択肢の部分には青いアンダーラインを引き、
不正解・自信のない選択肢の部分には赤いアンダーラインを引きました。
テキストにアンダーラインを引くのはこれだけです。
重要だからとか講師がアンダーラインを引きましょうとか言ってきても引きません。
これをすることで、テキストを見ただけで過去に出題された部分が一目で分かるし、
自分が分かっていないところもすぐに分かります。
ここで使用するペンはフリクションボールペンにしましょう。
それは分からないことが分かるようになったときに赤いアンダーラインを消し、
青いアンダーラインに引き直すためです。
ドンドン赤いアンダーラインを少なくすることでモチベーションもアップするし、
テスト前の見直しも赤いアンダーラインの部分だけ集中して復習することができるので
身だな時間を削減することにもつながります。
みなさんも合格目指して、是非この方法を試してみて下さい!!
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